2億円調達のオンライン1on1サービス「Yell」のビジネスモデルを解説!
2021.01.26

この記事の目次
はじめに
2021年1月25日、オンライン1on1サービス「Yell」を提供する「エール株式会社」が、2億円の資金調達を実施したと発表しました。エール株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:櫻井将、以下「エール」)は、はたらくFUND(新生企業投資グループ及び一般財団法人社会変革推進財団)と株式会社アカツキ「Heart Driven Fund」を引受先とした第三者割当増資により、2億円の資金調達を完了しましたことをお知らせいたします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000073135.htmlより
2020年には、約8,300回にも上る1on1セッションを提供した「Yell」ですが、同サービスはどのようなビジネスモデルとなっているのでしょうか。
今回は、「Yell」について詳しく見ていきたいと思います。
1 サービスの背景と概要
近時において「働き方」は多種多様ですが、人材や組織に関する課題は業績に直結する最重要事項の一つです。
「社員にもっと自主性をもって欲しい」「スキルをもっと伸ばして欲しい」「上司と部下との連携力を高めて欲しい」といった課題を抱える企業は少なくありません。
従来、このような課題を解決する立場にあったのは、管理職や人事部であり、結局のところは、いかにして部下とうまくコミュニケーションをとるかということが重要なポイントでした。
コロナ禍によりテレワークが増えている現在では、コミュニケーションのあり方がよりいっそう問われているといえるでしょう。
そこで、上司と部下による一対一の面談(「1on1」)を導入することで、部下とのコミュニケーションを図る企業が増えてきています。
とはいえ、この解決策には、たとえば、多忙で面談の時間が取れなかったり、聞き役であるはずの上司が一方的に話してしまったり、といったように独自の問題に直面するケースもあります。
「YeLL」は、利害関係のない第三者「サポーター」が一対一で社員の話を聴くことにより、社員に向けられた課題や1on1独自の問題の解決に貢献しています。
具体的には、「サポーター」と呼ばれる社外人材との間で業務委託契約を結び、顧客とのコミュニケーションを一対一で図ることにより、組織などのパフォーマンスを向上させるサービスです。
サポーターに対しては、1回あたり30分の単位で報酬が支払われる仕組みになっています。
2 サービスの特徴
「Yell」の特徴は、主に以下の3点にあります。
- 確実な時間の確保
- 高いスキルを有するサポーター
- 最適なマッチング
(1)確実な時間の確保
上司と部下による一対一の面談を実施するためには、面談を実施する時間が確保されていなければなりません。 ですが、管理職がプレイングマネージャーであることが多いため、時間を確保することが難しいケースが少なくありません。 その点、Yellではサポーターが毎週30分の単位で面談のための時間を確保していますので、じっくり社員の話を聞いて、経験学習プロセスを支援することが可能です。(2)高いスキルを有するサポーター
上司と部下による1on1では、上司に聴くスキルが不足していたり、1on1の経験が不足しているなどして、社員のスキルアップを図ることが難しいという面があります。 その点、Yellに登録されているサポーターの多くは、ビジネスの第一線で活躍している人やビジネスパーソン・コーチング資格を取得している人々で、現在の登録数は約900名となっています。 高いスキルを有するサポーターとの1on1により、社員がスキルアップできる可能性は高まります。(3)最適なマッチング
上司と部下とでは、評価を行う関係にあるため、本音をぶつけることが難しく、また、部下は1on1を実施する上司を選ぶことができないため、相性の悪い上司にあたる可能性もあります。 Yellは、野村総合研究所とマッチングAIを共同開発し、最適となるサポーターをアサインできる仕組みをとっています。 その結果、良質な「聴かれる」を経験することができ、上司と部下、同僚同士のコミュニケーションが「聴き合う」ということを軸に向上していくことが期待できます。3 サービスの流れ
サービスの流れは、以下のようになっています。
(1)マッチング
導入研修を行ったうえで、アンケートに回答してもらいます。 アンケートでは、最適なマッチングを実現するために、主に性格特性を調査します。 その調査に基づき、担当となるサーポーターをAIによりマッチングします。(2)セッション
マッチングAIにより担当となるサポーターが決まると、毎週30分電話での1on1セッションを実施します。(3)レポートの提出
担当サポーターとのセッションを振り返り、レポートを作成します。 レポートは管理職や各社員に提出することになります。4 料金体系|マネタイズ
Yellでは、ベーシックプランのほか、まずはサービスを試してみたいという人向けに「トライアル」が設けられています。
-
- 【トライアル】
-
- 【ベーシックプラン】











